GOGO スイカ親善大使 真鍋が行く!~in千葉県「丸朝園芸農協編」~

こんにちは! スイカ親善大使真鍋です! 今回もお供の広報Kを引き連れて、スイカ生産者のお話しをうかがいに回ってます!

 

 

スイカ生産者のみなさんって、みなさん熱いハートの持ち主ばかり! でもそれでいて、それぞれ独自のスイカ育成哲学をもってらっしゃって、誇り高く仕事をなさっています。
今回訪れるのは、若手の次代を担う生産者、丸朝園芸農協の小林俊之さんです。

 

 

まだ40歳なったばかりの小林さん。夕刻でお仕事を終えてお疲れのところだというのに、快く取材を受けてくださいました!

 

 

今、千葉県のスイカ生産者で「すっごく熱い男」とウワサのハンサムガイです!
「はじめまして、スイカ親善大使の真鍋です!」

 

 

「オマケの広報Kです!」
「ようこそいらっしゃいました。雨がふりそうなのにわざわざ……」

 

 

その瞬間、豪雨。間に合ってよかった~。

 

 

「タイミングよくてよかったですね。(笑) 今日はどんなお話しをすればいいのかな」

 

 

と軽やかにお話しをはじめる小林さん。なんと、もともとスイカの生産者ではなくて、東京でアパレル業界にいらしたとのこと!!

 

 

これにはびっくりです。業種の大変な違いに、継承には不安はなかったのでしょうか。

 

 

「なかったといえば、ウソになるね。きちんとこれで食っていけるのか、とか。でもさ、僕には兄弟は姉しかいなかったし。祖父も亡くなったとき、本気で継ぐべき時がきたんだなと思った。それにさ、ほら、スイカって一個いっこが重いよね。これ、僕たちが継がないとダメだよ」

 

 

小林さんは笑顔でそういいます。

 

 

そして実は小林さんは、少し特徴的な考え方で、スイカの未来を考えていたのです。

 

 

「もちろんスイカの味を美味しくすることは当然として、スイカの耕作面積を増やして、生産量を増やすことに力を入れているんです。そして誰が作っても、可能な限り、均一な美味しさができるようにしたい」

 

 

とくに面積を増やして、そのために先頭をきって尽力すること。みんなを引っ張っていくこと。それが、小林さんのこだわりでした。

 

 

決して、自分だけがスイカ生産者として成功したいわけじゃないというのが、お話しを聞いていて伝わってきます。そして若い、独自のその視点は、どこか経営者的な視点のようにもみえました。
ほんっとに、スイカ生産者と一口にいってもその視点の多様さ、在り方、取り組み方…あるいは生き様は人それぞれ! 本当にカッコイイ!!

 

 

 

「いやぁ、恰好つけるわけじゃないんだけど、誰かが、最初に突っ走ってみないとね。農業全体のことを思っても、「維持」の方向だと、維持すら難しいと思うんです。その場に留まるというのは、いつしか落ちていくことと同じ意味ではないでしょうか。そこで僕が意識しているのが、耕作面積を拡大して、生産量を増やすこと。そうやって常に安定供給ができるスイカの価値、価格帯の安定化を図る。そういう方向を目指しているんです。その意味で、スイカサミットのように他の地域の生産技術を学べる場はとてもよかった。そして僕にとっては、北海道の技術がとても勉強になりました」

 

 

そう小林さんは言います。

 

 

「もちろん、スイカの育成って難しいですよ。ほんの一週間、着花の早い遅いで、ものすごく結果が左右されてしまう。とくに今年の4月はそういう時期でした。ある週は寒すぎてよくない結果になったけど、その翌週に着花させたものから抜群によくなった。ほんの数日の違いですよ。それが、結果にすごく影響してしまう。それが難しさでもあり、腕が問われるところでもありますけどね」
そう、小林さんは結びました。

 

 

 

小林さんとの出会いは、私にとってとても新鮮でした。スイカサミットでお会いしたときは、もっと情熱的で、勢いのある方という印象でした。

 

 

でも、実際にゆっくりお話しをうかがうと、その目線はもっと未来を見据えていて、スイカ、農業全体を見据えて、いかに価値を高めていくのか、というところまで考えていました。

 

 

もちろん、これまでお会いした多くのスイカ生産者の方も、スイカという価値をいかに高めるのか、ということも考えていました。しかし、そのために「スイカ耕作面積を増やし、スイカ量を増やしていく」という方法論から取り組んでいる方もいるんだ!という新鮮な驚きです。
やっぱり、スイカは美味しくて、面白い!!
そしてそんな方が、スイカの次世代をけん引していくかもしれないのです。

 

 

いやー、日本の未来は明るい!!

 

 

 

そんな日本のスイカの未来に、ワクワクした取材でした。そして最後に、小林さんはおっしゃいました。

 

 

「7月27日とは別にスイカの日を作れないかなぁ。この日だと、スイカがなくなっちゃうんだよね。もっと前に設定した、スイカ業界みんなが力を合わせて、何かイベントとか取り組む日! そういうのがあると、楽しいよね」

 

 

確かに! それはスイカ倶楽部としても、大きな課題ですね。

 

 

そんなたくさんのインスピレーションを得て、今回も取材を終えることができました。

 

 

さぁ、次の取材先はどこだろう? どんな人やスイカと出会えるのだろう?

 

 

夏はこれからが本番!
次回も、スイカ畑で真鍋をつかまえて♪

 

 

 

 

 

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