GOGO スイカ親善大使 真鍋が行く!~in鳥取県「倉吉スイカ指導部 萬場和文さん」
こんにちは! スイカ親善大使 真鍋です! 今まさに倉吉スイカもシーズン。今日、訪れさせていただいたのは、お父さんの代から倉吉スイカの味を守り、ブランド「極実」の生産を続けている萬場さんご夫婦のスイカ畑です。
お話しを伺い始めるとき、ふと気づいたのですが・・・、皆様も気づきませんか? 萬場さんご夫婦の着ておられるのは「つなぎ」ですよね。
思わずその点を聞いてみると、
萬場「そうなんだよ。実は僕たち、二人とも前職は自動車整備をしていたんだ。その名残だね(笑)」
と、まさかの元エンジニア発言!!
思わずびっくりです。そしてそれは、なんと、奥様もというからますます驚きです。
清子さん「ええ、経理と整備士を募集していて、第二志望の整備士にマルをつけたら、そっちで採用してもらったんです(笑)」
いきなり驚いてしまいました。人に歴史ありとは言いますが、萬場さんご夫妻のちょっと変わったご経歴が知れて良かったです。
さて、それはそうと、私はぜひお聞きしたいことがありました。それは、倉吉スイカといえば・・・・そう、「極実」のこと!
萬場「倉吉スイカのブランドといえば、「極実」だよね。確かに、作るのが難しくて、三年ぐらいで連作障害がおこる。水の管理も大変だね。でも、無くしたくはない。楽しみにしてくれている人も多いからね」
実は私、ここに来るとき少し予習して知ったのですが、スイカの苗は、病気に強い品種の根(台木=だいぎ)に接ぐのですね。スイカの場合は、同じウリ科のカボチャや、カンピョウ(ユウガオ)を台木にすることが多いようです。
しかし、「極実」は違います。きちんと土台から「スイカ」です。もちろんその分、育てるのも大変です!
萬場「その分、気を使い、美味しいスイカに育ってくれるんだよ。それに今年は雨量が少なくてね。僕は指導員もやっているから、みんなに水の管理徹底を注意した。おかげで生育もよく、今年はほんと、大玉ほど甘くていいスイカだよ」
そうおっしゃる萬場さんの顔も自然とほころびます。
「せっかくだから、食べてみる?」
もちろん、そのお誘いをお断りはできません!!! っていうか、遠慮するつもりなんて初めからありませんーー!(笑)
萬場さん自ら、「これだ」というスイカを選んでくださいました。
ざくっ!!! と響く心地よい音。そしてただよいはじめるスイカのあまくて清涼な香り!
そして一枚目の写真につながったというワケです!!
も、あんま~~い! そしてしっかりとしたシャリ感!
ほんと、この仕事をしていてよかったーーーーー!!!と思える瞬間です。
清子さん「そういってくれるうれしいですよ。やっぱり、この仕事をしていてうれしいのは、食べてくれる人たちの『美味しい!』の言葉ですもの。女性目線的に言うと、我が子をほめてもらったようなものですね(笑)」
なるほど~。それはうれしくなりますよね。
萬場「そうだね。美味しいと言ってもらえるのが一番だね。もちろん、年々、体力的にも大変きつくなる仕事ではある。だから、うちはちょっと独特な栽培方法かな。省エネ栽培を導入している。面積もそれなりにあるから、極力省エネで収穫率を高め、それでいて美味しいものを作る。そのことを意識しているかな」
真鍋「なるほど。一番気を遣うところはどこですか?」
萬場「やっぱり交配前後かな。いかにいい花、いい着花をさせるかが勝負だからね。そうやってこだわって作って、3L、4Lのスイカで収穫率9割を目指し、いいスイカを、自信をもって消費者に届ける。このことに尽きるかな。
それに倉吉スイカ全体のうまさをキープしようという気持ちは、絶対に必要だね。そのために青年部で語りあったり、情報交換をしたりさ。ヤングサミットのように他の産地との情報交換ができる場は参考になる。地域差だってあるけど、スイカ生産者ならではの悩みとか。
他にも共有したり、話し合えることはたくさんあるんだ。そうそう、倉吉の省力生産を、他の産地も方も見学に来るときだってあるんだよ。そういうのも、お互いが何をしているか知れたからこそ、だよね」
そう、萬場さんは笑顔で言います。でも、まだ経験が浅いころから指導員を任されたのは大変だったともおっしゃいました。確かに、自分自身がまだ手探りで、経験が浅いと思っている中、人に指導する立場というのは、とても不安だと思います。
でも、その立場に相応しくあろうと萬場さんはますます頑張り、さらに活動を続ける中で、知り合い、仲間もどんどん増えていったと言います。
萬場「鳥取ならではの気候に恵まれて、さらには僕たちの努力の結晶である倉吉スイカ。ぜひ堪能して欲しいな」
そういえば、「極実」も、もう受注と発送が始まっているとのこと!
そして萬場さんの畑で美味しいスイカを堪能させていただいたあと、私たちは倉吉スイカの選果場にも向かいました。
こちらを案内してくれたのは、職員の前田さん。一日2万個は選果しているという選果場。やっぱりスイカの選果場は、いつ来ても飽きません♪ 真鍋はこのスイカが所狭しと並ぶ光景が大好きです!
このコはどなたの食卓に向かうのかな~♪
ポンポンとかるく叩いて、真鍋もスイカの歌を聞いてみます。
どのコも「美味しいよ♪」と歌ってるみたいです。
そしてさらに運ばれてきたとき、真鍋は見逃しませんでした!!! ある生産者さんのトラックが、大玉だらけ!!!
わたしの体より大きい!!!
しかし!!
いただきます!!!!
もちろんいただきます!!!
もうほんとに幸せです!!!!!
こんなにも美味しい倉吉スイカ。
ちなみに、倉吉スイカ『極実』のBOXはコラチです!!
みなさんもぜひ食べてみてくださいね。
それでは、次回も、スイカ畑で真鍋をつかまえて♪