原産地は南アフリカ
砂漠地域
栽培スイカの原産地については、様々な説があったが、1857年にイギリス医療伝道者リビングストンがアフリカ探検の際に、南アフリカ中央部、カラハリ砂漠、サバンナ地帯でいろいろなスイカの野生種を発見し、以来、南アフリカがスイカの原産地とされている。栽培の歴史は、原産地に近く、古くから文化の開けたエジプト、インド、ギリシャに始まる。
とくにエジプトでは4000年以前の壁画から、スイカ栽培が実証されており、ギリシャには西暦紀元初期、ヨーロッパ中部からインドまで分布し、中央アジア、中近東などの内陸乾燥地帯を中心に発達してきた。中国へは11世紀のころウイグルから伝来してきたと言われている。スイカは来歴の古い作物である。