GOGO スイカ親善大使 真鍋が行く!~in千葉県「富里スイカ編」~
みさなん、こんにちは!
スイカ親善大使の真鍋です。
さて、続いてお邪魔させていただいたのは、
千葉県富里市!
そしてここ千葉県には、「ある人」がいらっしゃいます。
その方とは・・・
農林水産省が日本で唯一認定したスイカマイスター 篠原弘安さんです。
今日は、篠原さんのスイカ畑にお邪魔して、お話をうかがってきました!
美しいスイカ畑
篠原さんのスイカ畑をお邪魔すると、まず私が感じたのは、スイカ畑の美しさです。私がそういうと、篠原さんはおっしゃいました。
「ありがとう。スイカ畑を美しいと表現されたのは初めてだよ。うれしいなぁ」
そうおだやかにほほ笑むと、畑を案内してくれました。
「見てごらん。まだ青くて、上を向いている葉っぱが多いでしょう。どもここは、黄色く赤みがかってきた。これが、もういころ合いだね」
とそして優しい手つきで、スイカをたたきます。
きましたよ。私、真鍋もこの「スイカの歌」は、かなりわかるようになってきました!
「そうそう、ボンボンと鳴りすぎるのもダメだね。ぽんぽんくらいがいい」
篠原さんは、お祖父さんの代から三代目。昔はかなり放任的な農法で、ミツバチに任せていたと言います。
「今でも、スイカに塩をふるって習慣が少しあるよね。あれはスイカに甘さが足りなかった時代の名残なんだよね。今のスイカはもう必要ないでしょう」
思わず、ぶんぶんと首を縦に振りました。確かに! 熱中症予防を意識して少し塩分補給を…と塩をかける方はいると思いますが、純粋の味のために塩をふる方は、もうほとんどいないはずです。
「そうですよね、最近のスイカはとても美味しいです。ところで一つ質問があるんです。スーパーとかだと、4分の1カットとかで売ってるところ多いですよね。そういうスイカは叩くわけにもいきません。どう選ぶのがいいですか」
これは、私自身も疑問に思っていたところ! ぜひ、スイカマイスターの答えが聞きたい!
「そうだね、一番わかりやすいのは、スイカの皮の厚さ、かな」
「皮の厚さですか?」
「そう。白い皮の部分が厚いほうがいいんだよ」
普通、一般の方は、可食部分が多いほうがいい=皮も薄いほうがいい、と思いがち。ところが、実際は、スイカの皮が厚い=スイカに元気があるという証拠!
「なるほど! それだけ栄養がいっぱいで育ったということなんだね」
「そういうこと! それにスイカは熟成というものがないから、新鮮なものほどおいしい。そして新鮮なものは厚みがある、という風にも見ることができるんだ。それに、きみたちは東京からきたんだよね。だったら、やっぱり近くの富里のスイカが美味しいと思うよ(笑) それにほら、富里のスイカは甘さだけでなくて、香りにもこだわっていてね。スイカを切ると、もう遠くまでぷわーっと伝わるよね。そして人が集まってくる(笑)」と篠原さんは付け加えます。
なるほど、ですね。さすがスイカマイスターの篠原さん。一般の方にもわかりやすいお話しをしてくれます。
しかーし。
わたしは真鍋。スイカ親善大使。
スイカとともに生き、スイカとともに死ぬ女。
もう一歩つっこまくなくては、真鍋じゃない!!
「篠原さん、篠原さんご自身の思う、スイカの美味しい食べ方ってどのようなものですか?」
しかしかし。さらにスイカマイスター篠原さんは、笑顔でやさしく答えてくれました。
「それはね、スイカを作った人を思って食べること、なんだよ」
スイカの作り手から見れば、スイカには一個いっこに、個性が現れるといいます。
そして何より、スイカはもともとはアフリカが原産という説があります。
だからハウスを使ったり、できるだけ、「アフリカに近い環境」をいわば人工的に作り出し、スイカにとって「ふるさと」の環境に近づけているわけです。
「その努力は、まさに僕たち作り手の愛情なんだ。スイカが丸いのは、まさにそんな愛情が込められているから丸くて、おいしいしのさ。スイカはね、畑の違いでも味の違いが生まれる。糖度や香りにも違いが生まれる。スイカを食べる人にもそこまで考えて食べていただきたいと思うんだ」
そして最後にもう一言、篠原さんは付け加えました。
「スイカを育てる若い方にも、このスイカの個性一つひとつの違いによる育成の苦労と楽しさを理解していって欲しいと願っているんだ」
さすが、スイカマイスター! まるでこちらのことを考えてくれたように、きれいに話をまとめてくださいました。さすが、JA富里市西瓜部副部長として、広報・PRにも尽力されている方だけある!と感銘を受けました。
私もスイカ親善大使として、もっとスイカ魅力を市民に向けて届けていきたいと、改めて思えた訪問となりました!
次回も、スイカ畑で真鍋をつかまえて♪