GOGO スイカ親善大使 真鍋が行く!~in鳥取県「大栄西瓜協議会 杉川将登会長」~
「こんにちは! スイカ親善大使、真鍋です!」
「こんにちは、お供の広報加藤です! 広報Kって誰?という声がありましたので、名乗ることにしました」
そのようなわけで、今回の旅も、真鍋&加藤でお送りします。
さて、今回来ましたのは、鳥取県。そして今回の取材の始まりは、鳥取県スイカの有名どころのひとつ、大栄スイカです。
まず向かわせていただいたのは、JA鳥取中央北栄営農。スイカの選果場です! ピーク時は一日2万個を処理していくという選果場は、まさに壮観!
また、選果場では職員のJA鳥取中央 北栄営農センター廣谷(ひろたに)さんや自ら生産者でもあり、検査員も務める藤川さんらに案内されて見学。こうして、大栄スイカのブランドは守られていくのだな~と実感です。
スイカづくりも、品質を高めるために、どっちの仕事も欠かせない大切なものですよね。
さて! そうして選果場を見終えた私たちが訪れたのは、大栄西瓜協議会 会長の杉川将登さんのスイカ畑です!
奥様の杉川一二美さんとお二人で、迎えてくれました!
みなさま気づきましたか? 私たちの足元に敷かれた赤いシート・・・。レッドカーペットを用意してくれていたのです!
「スイカ親善大使を迎えるために用意したんだよ」と仰る杉川会長。じょ、冗談ですよね!? 私の方が恐縮してしまいます…。(汗)
それにしても、一昨年のスイカサミットでご挨拶をさせていただき、しかも真鍋を覚えていてくださり、とてもうれしいです!
杉川会長「ようこそいらっしゃいました。お久しぶりだね」
日に焼けた笑顔で迎えてくださった杉川会長。お人柄が伝わってくるようです。
真鍋「ご無沙汰しておりました。早速ですが、今年のスイカの出来はいかがですか」
そう聞くと、自信ありげにほほ笑みました。
杉川会長「今年は雨が少なくて、若干前倒しのスケジュール感はあるけど、3L中心で、糖度は近年ないくらいに高い。とてもいい感じだよ。食べておいしい。簡単に言うと、優等生のイメージだね」
期待していた通りの答えで、聞いているこちらもうれしくなります! さすが、大栄スイカ!
一二美さん「それにね、先日も試食PRにいってきたの。生まれて初めてスイカを食べた子供が、「あまぁい!」ってとても喜んでくれて。こういうのは、本当に生産者としてうれしい瞬間ですね」と奥様。奥様も生産者として、ご主人の杉川会長といっしょに大栄スイカを支えていいらっしゃいます。
杉川会長「大栄スイカは、ブランドだからね。生産者みんなで、この価値を支えていかないと、という気構えがある。まさにあれだね、チーム大栄スイカって感じかな。だから皆さんも見てきたように、選果場にいったら生産者も積極的に検査に参加するし、勉強もしている。みんなで、大栄スイカを支えているんだよ」
なるほど、チーム大栄スイカ! みなさん本当に誇りに思っているんですね。
真鍋「では、スイカヤングサミットはいかがでしたか? 他の産地との交流はいかがでしょうか」
そう聞くと、再び奥さまが答えてくれました。
一二美さん「とてもいい試みだと思うわ。スイカをリレーしていくんだ、という気持ちが高まりましたね。よく言うんですけど、他の作物は、あまり生産技術の交流ってないみたいなんです。でも、スイカはそうじゃない。でもスイカは、そうした交流が生まれています。実際、私たちは、金沢にも行かせてもらって、勉強してきたんですよ」
真鍋「金沢ですか! 気候とかが違っても、やっぱり勉強になるものなんですか?」
一二美さん「もちろん。みんな、それぞれ、自分の産地のスイカが一番という気持ちがあるわね。(笑)でも、自分たちの時期が終わったら、次は〇〇のスイカが美味しいよ!とまさに、バトンタッチができるのもスイカのいいところね」
と、一二美さんは微笑みました。
そしてリレーという言葉で思い出したのが、継承の問題! 農業といえば、どこも継承問題があるものです。しかし、杉川さんのところといえば・・・
真鍋「うわー、久しぶりですね!」
「こんにちはー! 元気でしたか!」
そうですー! 娘の藍月(あづき)ちゃんがいるのですー!! ちなみに、真鍋ともFacebookで友達です!
今や杉川家の後継者として、日々実地と研鑽に努めている真っ最中!
真鍋「それにしても、こちらは女子チームが元気ですね。また親として、伝え方とか気を使いますか?
一二美さん「いま、スマイルサークルとかで一緒に勉強しているんです。親から見ても、とても熱心ですよ。これから色々と挑戦したいことも、自分なりに出てくるとは思います。でも、まずは百年と続いてきた状況、そして基礎。まずはしっかり基礎を身に着けて欲しいと思っています」
杉川会長「そう。料理に例えるなら、『創作』はね、いわば簡単なんだよ。でも新しいことをやるためには、受け継がれた基礎が大事。それがあってこそ、新しい価値が本当に生きる。プロから見れば、基礎があるかどうかなんて、一発で分かっちゃうからね(笑)」
真鍋「どうですか、自分でスイカづくりをするようになって」
藍月さん「まだまだですけど、そうですね、たとえば金沢の生産者の方とお話しをさせてもらったときも、自分の作っているもの、していることなどをきちんと説明できるくらいには分ってきたかな(笑)」
一二美さん「多方面にかわいがってもらえるのはありがたいですね。そして色んなつながりも生まれています」
藍月さん「まだまだですけどね。あ、去年よりは上手にスイカを積み込めるようになってきたんですよ。(笑)あれってパズルみたいで、意外と大変なんです。積み方一つとっても、上手にやらないと、荷崩れしてしまう」
と、ちょっとはにかみながら答えてくれる藍月ちゃん。可愛い笑顔ながらも、もうその顔は立派な生産者! ますます、大栄スイカのブランドを背負う力がついてきたと感じます。
私、真鍋も負けてられません!
全国の皆さん、今が大栄スイカのまさに旬!
スイカの美味しさ、どんどん伝えていきますから!
次は、同じ鳥取県、倉吉スイカについてお届けします。
次回も、スイカ畑で真鍋をつかまえて♪